「LINEで予約」のアプリ内設置場所LINE公式アカウントの「LINEで予約」はLINEで完結する予約システム。この効果を最大限に引き出すためには、それを設置する場所は特に大切です。顧客にとって利用しやすい場所に設置することで、予約数やリピート率の増加につながります。この記事では、作成した「LINEで予約」の効果的な設置場所とその方法を解説します。この記事が、あなたのLINE公式アカウントを用いた集客の一助となりますと幸いです。「LINEで予約」とは?「LINEで予約」は、アプリひとつで予約が完結するLINE公式アカウントの無料サービスです。このサービスの最大の魅力は、なんと言ってもその手軽さ。顧客は日頃から使い慣れているLINEアプリを使って簡単に飲食店を検索し、最大10人までの予約を一度に行うことが可能です。従来の電話やウェブサイト経由の予約プロセスと比較して、時間や場所を問わずに手軽に行えるため、顧客の利便性が大幅に向上します。「LINEで予約」の主な機能は以下になります。プロフィールから24時間オンラインでの予約受付予約の管理、変更、キャンセルの処理予約直前の顧客へのリマインド通知カレンダー機能を利用したスタッフのシフト管理予約に応じた接客担当者への自動振り分け機能このように予約だけでなくリマインド通知や店舗運営を一元管理するためのツールとしての役割も果たします。「LINEで予約」の具体的な設定手順については「「LINEで予約」飲食店完全ガイド-LINE公式アカウントで自動予約受付」をご確認ください。「LINEで予約」の効果的な設置場所作成した「LINEで予約」を顧客に利用してもらうためには、目に留まりやすい場所に予約フォームを設置することが非常に重要です。以下でご紹介する場所はそれぞれ、顧客の状況に応じた訴求を行うことができます。ぜひ参考にしていただき、顧客がスムーズに予約できる環境を整えましょう。1.プロフィールに予約ボタンを設置顧客が友だち追加したらまず見るのがプロフィールページ。そこで「LINEで予約」が可能だということを顧客に知ってもらうことで、今後もアクセスしてもらいやすくなります。「LINEで予約」を作成したら、まずはプロフィールページに予約ボタンを設置しましょう。顧客がアカウントのプロフィールを開くだけでいつでも簡単に予約できるようにすることで、予約の取りこぼしを防ぐ効果も期待できます。プロフィールへの予約ボタン設置のメリット顧客が「予約したい」と思った瞬間にアカウントのプロフィールページを開くだけでできるようになるため、機会損失を減らすことができます。予約プロセスが簡素化され、顧客満足度も高まることによってリピート予約が増えたり、結果的に売上の向上に寄与することが期待できます。予約ボタン設置の手順ステップ1.プロフィール設定にアクセスLINE公式アカウントの管理画面で「プロフィール」を選択します。ステップ2.プロフィールページの設定「プロフィールを編集」に進み、画面下部の「ボタン」セクションへスクロールします。ステップ3.ボタンの追加「追加」をクリックし、表示されるオプションから「予約」ボタンを選択します。ステップ4.予約用URLの入力予約ページへのリンクとして、予約用URLを入力します。ステップ5.設定の確認と公開編集内容をプレビューで確認し、問題がなければ「公開」ボタンをクリックして設定を完了します。2.あいさつメッセージあいさつメッセージは、顧客がLINE公式アカウントと友だちになった直後に配信されるため、顧客に最初に認知してもらう大きなチャンスとなります。クーポンなどと同時に配信することで、顧客に対して予約をより動機付けることができます。あいさつメッセージのメリット友だち登録直後に配信されるため、顧客の関心が高いタイミングで読まれる可能性が高いです。また配信数としてカウントされないためコストをかけず送信することができる上に、一度の配信でより詳細で多くの情報を送ることが可能なのも魅力のひとつ。通常のLINEメッセージが3つの吹き出しまでを1配信とするのに対し、あいさつメッセージでは5つの吹き出しまでを1配信として扱われます。「LINEで予約」の案内の他に、クーポンやショップカードも一緒に案内してみることもおすすめです。あいさつメッセージの設定手順ステップ1.管理画面にログインLINE公式アカウントの管理画面にログインします。ステップ2.あいさつメッセージの選択管理画面の左サイドメニューから「トークルーム管理」>「あいさつメッセージ」を選択します。ステップ3.メッセージの入力テキスト入力欄にあいさつメッセージを入力します。画像、クーポン、スタンプなどを追加する場合は、画面上部のアイコンを利用します。ステップ4.設定の保存設定が完了したら、「変更を保存」ボタンをクリックして終了します。あいさつメッセージについて詳しく知りたい方は「「あいさつメッセージ」とは?例文テンプレート」をご確認ください。3.自動応答メッセージ(キーワード応答)自動応答メッセージのキーワード応答は、顧客のメッセージに含まれる特定のキーワードに基づいて個別の応答を自動で送ることができる無料サービスです。例えば「予約」というキーワードに対して「LINEで予約」のページURLを自動で送ることができます。友達となってしばらくしたけれど予約方法をもう一度確認したいと感じた顧客に案内する際に活用することができます。自動応答メッセージ(キーワード応答)のメリット予約がしたい顧客に対して「LINEで予約」を限定的に案内することができます。設定してしまえば完全自動なので、人手を要する顧客対応の負担を軽減し、他の業務に注力できます。顧客の問い合わせに対してすぐに対応できるのも、顧客満足度の向上につながる要因となります。また、あいさつメッセージと同様に、配信数にカウントされないためコストをかけず顧客に告知できることも嬉しいポイントですよね。キーワード応答の設定手順ステップ1.応答メッセージを有効にするLINE公式アカウントにログインし、「設定」から「応答設定」を選択します。チャット機能の有無に応じて、「応答方法」を選択します(「手動チャット+応答メッセージ」または「応答メッセージ」)。ステップ2.応答メッセージの具体的設定「自動応答メッセージ」セクションに進み、「作成」をクリックして設定画面を開きます。タイトルを設定し、応答タイプとして「キーワード応答」を選択します。対応させたいキーワードと顧客への返信メッセージを入力します。設定する際には予想されるさまざまな顧客からのメッセージ表現をキーワードに設定することがおすすめです。自動応答メッセージのキーワード応答について詳しく知りたい方は「最新!自動応答メッセージを使った飲食店繁忙期のLINE運用」をご確認ください。4.リッチメニューの有効活用リッチメニューは、トーク画面下部に表示されるため、顧客の目に留まりやすいです。このメニューに「LINEで予約」を設定することで、顧客はアカウントのホームを開けばいつでも手軽に予約を行うことができるようになります。リッチメニューを通じて、顧客が一目で見つけられるようにすることで、予約数の向上に繋がります。リッチメニューの活用メリットトーク画面下部に表示されるため、顧客の目につきやすく、いつでも予約を受け付けやすくなります。また、異なるテンプレートやアクションを組み合わせて飲食店の顧客のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。例えば「LINEで予約」の他にクーポンやショップカードなども設置することで、顧客はよりお得感を感じて予約したくなる可能性がより高くなります。期間によってデザインを変えることもできるため、繁忙期や季節によって表示の仕方を変えることも可能です。リッチメニューの設定手順ステップ1.新規作成LINE公式アカウントの管理画面にログインし、「トークルーム管理」>「リッチメニュー」から新規作成を行います。ステップ2.基本設定タイトル設定:管理用のタイトルを設定し、複数のメニューを区別しやすくします。ステータス:リッチメニューの表示/非表示を切り替えます。表示期間:特定の期間にリッチメニューを表示する設定を行います。メニューバーのテキスト:顧客にとって分かりやすいテキストを設定します。メニューのデフォルト表示:トーク画面オープン時にリッチメニューをデフォルトで表示するか選択します。ステップ3.コンテンツ設定テンプレート選択:使用するテンプレートを選び、背景画像をアップロードします。アクション設定:各タイルに対する動作(リンク、クーポン、テキスト等)を設定します。ステップ4.最終確認と保存すべての設定を完了したら、リッチメニューを保存します。リッチメニューについて詳しく知りたい方は「最新版!飲食店集客におけるLINEリッチメニューの設定ガイド」をご確認ください。まとめ「LINEで予約」は顧客が簡単に飲食店の予約ができるだけでなく、飲食店側は予約の管理、顧客とのコミュニケーション、マーケティング活動を一元的に行うことができる便利な無料機能です。最大限に活用するためには、せっかく作成したらまずは顧客に認知してもらうことが重要です。本記事ではここまで、飲食店が「LINEで予約」機能を最大限に活用するための具体的な設置場所とその方法をご紹介してきました。プロフィールページに予約ボタンを設置することから、あいさつメッセージや自動応答メッセージ(キーワード応答)、そしてリッチメニューに設置するなど、設置する場所によって違った役割を担ってくれます。最後に、これらの設定を行う際は、常に顧客の立場に立って考えることが重要です。使いやすさ、アクセスのしやすさ、そしてデザインの見やすさが、顧客が予約を決定する際の重要な要素となります。顧客体験を向上させ、より多くの予約数とリピート予約を獲得できるように、ぜひ工夫してみてください。