LINE公式アカウントでは、メッセージを配信するときに文字数制限があります。LINE公式アカウントの料金プランではメッセージの月間配信数が制限されているので、一度にどのくらいの情報を送れるのかが気になるでしょう。ただ文字数が多ければ良いというわけではありません。この記事ではLINE公式アカウントの文字数制限についてのルールと、文字数を最適にするためのポイントを解説します。LINE公式アカウントの文字数制限のルールLINE公式アカウントでは、メッセージ配信の文字数制限について詳しくルールが定められています。1つの吹き出しの文字数制限は500文字LINEのチャット文字数制限は500文字になっています。メッセージは吹き出し単位でカウントする仕組みです。半角・全角・絵文字・スタンプはすべて1文字メッセージに使用できる文字は半角英数字や記号、全角アルファベットやひらがな、カタカナ、漢字などに加えて、絵文字やスタンプがあります。LINE公式アカウントのメッセージでは、絵文字やスタンプについても同様で、どちらも1文字としてカウントされます。半角は1文字、全角は2文字というバイト数に応じたカウントをすることもありません。改行もメッセージに文字としては見えませんが1文字の扱いです。1回のメッセージで3枠まで配信可能つまりLINE公式アカウントでは500文字までしか1回で配信できない、と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。1つの吹き出しにつき500文字の文字数制限があるだけで、料金プラン上の1つのメッセージとしてカウントされるのは3枠までになっています。つまり、テキストだけであれば500文字ごとに区切られた1,500文字まで1回のメッセージとして配信可能です。例外として、あいさつメッセージは5つの吹き出しまで1回のメッセージとして扱われます。画像や動画などのコンテンツは1枠になるメッセージ配信の文字数制限をカウントするときには、画像や動画などのコンテンツのカウント方法も考慮する必要があります。画像や動画は、吹き出し1つ分としてカウントされるので注意が必要です。つまりテキスト+画像+動画というメッセージを配信する場合には、画像と動画で1枠ずつ使用されるため、テキストを入力できるのは1枠の500文字までになります。LINE公式アカウントで最適な文字数を決めるポイントLINE公式アカウントでメッセージを送るときには「1つの吹き出しに500文字しか入らない」と考えて、文字を詰め込み過ぎるのは逆効果になるリスクがあります。メッセージの文字数は最適な範囲があるので適切に選びましょう。ここでは文字数を決めるポイントを解説します。読みやすさを重視するLINE公式アカウントでメッセージを送るときには、受け取る相手(友だち)が読みやすくすることが大切です。テキストがびっしりと詰まっているメッセージが送られてきても、読みたいと思わないでしょう。テキストのみにせずに絵文字やスタンプを使ってデザインをしたり、改行や箇条書きを使って余白を作ったりするのが効果的です。テーマを決めて、吹き出しごとに伝えたい内容を分けるといった工夫もすると読みやすくなります。1画面に表示できる文字数以内にするスマホでLINEのメッセージを読むときは、500文字も画面内に入りません。さっと読んでもらえるようにするには、スクロールなしで読んでもらうことを意識してみましょう。ただ、スマホの機種や、リッチメニューの設定によって1画面に表示される文字数は異なります。どちらにしても文字数は多くても300文字が限界で、大きなリッチメニューを表示しているなら160文字、小さなリッチメニューなら230文字が上限です。大まかには200文字くらいを目安にすると、読んでもらいやすいメッセージになります。費用対効果を考えるLINE公式アカウントでは、メッセージ数を減らせれば費用を下げられる可能性があります。月間のメッセージ配信数によって料金プランを選ぶ必要があるからです。3吹き出しまでを1配信としてカウントするので、複数回の配信をするよりも1回の配信でできるだけ多くの情報を盛り込んだ方が良いとも考えられます。しかし、配信したメッセージを読んでもらえなかったり、読みづらくてネガティブな印象を持たれてしまったら逆効果です。LINE公式アカウントでは配信後に読んでもらえたか、メッセージ内のリンクをクリックしてもらえたかを集計する分析機能があります。配信結果を定期的に集計して分析し、効果の上がる適切な文字数でメッセージを作りましょう。まとめLINE公式アカウントの文字数制限は1つの吹き出しあたり500文字、1配信あたり1,500文字です。ただし、文字数制限だけにこだわってしまうと、受け手にとって読みづらいメッセージになってしまいます。何よりもユーザー視点で気軽に読めるメッセージを配信することが大切です。LINE公式アカウントの運用では、友だち追加をしてくれたユーザーから信頼される関係を築くことを重視して、読みやすい適度な文字数のメッセージを配信しましょう。