LINE公式アカウントを運用していると、時には管理者を削除しなければならないときもあるでしょう。たとえばこれまで管理者を担ってきた人が、異動や退職するなどのケースが考えられます。その場合、権限をなくすために管理者から削除しなければなりませんが、うまくできるか不安な方も多いと思います。そこでこの記事では、LINE公式アカウントの管理者を削除する方法を解説します。削除できないときの対処法も説明するので、トラブルシューティングに活用してください。LINE公式アカウントの管理者削除は自分以外の管理者のみ可能LINE公式アカウントで管理者を削除するためには、自分以外の管理者がアカウントにログインして手続きをする必要があります。メンバー管理の権限を持っているのは管理者のみで、自分自身の権限は変更できないシステムになっているからです。権限変更も管理者のみ可能メンバーの権限変更についても管理者しかできないので注意しましょう。自分が管理者なら運用担当者の削除もできますが、管理者以外の場合は権限変更はできません。LINE公式アカウントの権限の種類LINE公式アカウントでは以下の権限が設定できます。管理者から削除すべきか、他の権限にすべきかを検討するときに重要な点です。管理者運用担当者運用担当者(配信権限なし)運用担当者(分析の閲覧権限なし)運用担当者にするとLINE公式アカウントのメッセージ作成や、アカウント設定の変更、配信結果の分析の閲覧ができます。しかし、配信権限なしに設定するとメッセージを作成しても配信や投稿はできません。分析の閲覧権限なしの運用担当者にすると、分析結果を閲覧することができなくなります。運用担当者が共通してできないのはメンバー管理です。管理者の削除や権限変更は、運用担当者にすればできなくなります。権限を勝手に変更されては困るけれど、メッセージの作成はしてもらいたいというときには、管理者から運用担当者に変更する方法もあるので検討しましょう。LINE公式アカウントの管理者を削除する方法LINE公式アカウントの管理者から削除することは難しくありません。ここでは管理者の削除方法を流れに沿って解説します。パソコンでもスマホでもほとんど違いはないので、以下のように手続きを進めましょう。管理画面の「設定」から「権限管理」を選ぶLINE公式アカウントにログインして、管理画面のメニューの「設定」を選びます。パソコンでは「権限管理」、スマホアプリでは「管理」を選択しましょう。削除したい管理者の「変更」を選択する管理画面に権限リストが表示されたら、削除したい管理者を探します。管理者の右に表示されている「変更」を選ぶと削除の手続きが可能です。「このメンバーをアカウントから削除」を実行する権限管理の変更画面では、パソコンの場合「このメンバーをアカウントから削除」のリンク、スマホアプリでは「アカウントから削除」のボタンがあります。これを選択して実行すれば、LINE公式アカウントの管理者が削除されます。LINE公式アカウントの管理者を削除できないときの対処法LINE公式アカウントの管理者を削除しようとしても、できなくて困る場合があります。多くの場合、それは自分が管理者のときです。削除できずに困ったときに、どのように対処したら良いか見ていきましょう。自分以外の管理権限を変更する自分自身が管理者であることから、管理者権限を削除できないときには他の管理者に削除してもらわなければなりません。もし管理者が他にいないなら、誰かを管理者にする必要があります。権限管理画面で「変更」を選んだ後、プルダウンで「管理者」権限を選んで保存すれば、その人を管理者にできます。管理者から他の権限に変更するときにも、このやり方で同様にできるので活用しましょう。自分以外の管理者を追加するLINE公式アカウントに自分しかメンバーがいないときには、自分を管理者から外すことはできません。管理者から削除するためには、先に管理者を追加する必要があります。その場合、権限管理画面で「メンバーを追加」を選びましょう。そして、権限の種類として「管理者」を選んで「URLを発行」を選ぶと、認証用のURLが表示されます。認証用URLを管理者に追加する人に通知して、ログインしてもらうと管理者に追加されます。新たな管理者に上記の流れで手続きをしてもらえば、自分を管理者から削除することができます。まとめLINE公式アカウントでは管理画面の権限管理、管理アプリの管理の項目からメンバーの権限設定も削除もできます。ただし、管理者でなければLINE公式アカウントの管理者を削除できません。自分が管理者の場合、自分自身を削除することも、管理権限を運用担当者に変更することもできないので注意が必要です。まずは他にLINE公式アカウントの管理者を設定し、その後追加した管理者に削除してもらわなければなりません。LINE公式アカウントの管理者の削除や権限の変更は、運用上で重要なことですので異動や退職があったときには速やかにおこないましょう。