LINE公式アカウントではお得なクーポンを発行できます。電子クーポンはマーケティングをする上で、とても有用な機能なので積極的に活用しましょう。この記事では、LINE公式アカウントのクーポン機能の活用術と配信方法を解説します。LINE集客をするときは、クーポンをうまく活用すると上手くいくことも多いので、ぜひマスターしておきましょう。LINE公式アカウントのクーポン機能とはLINE公式アカウントのクーポン機能とは、販促に活用できる電子クーポン配信サービスです。このクーポンはLINE公式アカウントの管理画面から簡単に作成でき、友だちになっているユーザーに配信して、購入や来店を促すことができる魅力的なマーケティングツールとなります。クーポンによる配信結果を分析できる機能もあるため、分析を通してクーポン配信の戦略を立てることもできます。LINE公式アカウントのクーポン活用術以下にLINE公式アカウントのクーポン活用術を紹介します。ユーザーに購買行動を促すLINE公式アカウントの友だちをターゲットとし、購買行動を促すときにクーポンは有効です。友だちになってくれていても、なかなか来店してくれなかったり、商品やサービスの購入に至らないこともあります。LINE公式アカウントでクーポンを発行すると、お得感を感じることができ、このタイミングで買ってみようという気持ちが湧いてきます。クーポンは期限などの設定もできるので、期間限定のクーポンにするといった使い方もできます。友だちを増やして接点を拡大するクーポンを活用することによって、LINE公式アカウントの友だちを増やせます。ユーザーが自社のLINE公式アカウントを友だちに追加したときに、新規追加の返礼として限定クーポンを発行するという仕組みを作れるからです。広告を出して、たとえば「友だち追加で20%OFFクーポンをプレゼント」といったプロモーションをすると、さらに友だちを増やしやすくなります。友だち追加によって見込み顧客を増やし、リーチを広げるマーケティング戦略として有効な方法です。ユーザーによる情報拡散を促すLINE公式アカウントでクーポンを発行するときには情報拡散を狙うことも可能です。たとえば、クーポンをVOOMで発行するとユーザーにシェアしてもらえる可能性があります。ターゲティングをしてお得なクーポンを送ったときにも、LINEで知り合いに伝えて友だち追加を促してくれたり、他のSNSで話題にしてくれることに期待できます。ユーザー口コミによる情報拡散は、ブランディングにも大きな効果があるのでクーポン活用は魅力的な方法です。抽選機能でエンゲージメントを増やすLINE公式アカウントのクーポンは、抽選機能というものを設定できます。クーポンの発行が全員が対象ではなく、抽選で当たった人だけクーポンを使えるという仕組みです。抽選付きのクーポンを発行すると、ユーザーのエンゲージメントを増やすことができます。クーポンが当たったことによる限定感で購買欲が高まり、販促に直結するアプローチです。ユーザーとの友だち関係を継続させるクーポンを発行すると、ユーザーは「このお店はこれからもクーポンでお得に購入できるかもしれない」と、とりあえず友だちとして登録を続けておこうという考えになります。LINE公式アカウントは、あまり有用な情報がないとブロックされてしまうことも少なくありません。クーポンがときどき発行されるとわかるだけで、ユーザーが友だち関係を続けたいと思ってくれます。LINE公式アカウントでクーポンを配信する8つの方法LINE公式アカウントでは、さまざまなアプローチでクーポンを配信可能です。その中でも効果が上がりやすい8つの配信方法を紹介します。1.あいさつメッセージに設定あいさつメッセージにクーポンを付ける方法は、友だち追加のプロモーションに最適です。あいさつメッセージというのは、友だち追加をしたユーザーへの自動送信メッセージのことです。「友だち追加でお得なクーポンをプレゼント」といったキャンペーンを実施するときに適しています。LINE公式アカウントの運用を始めて、まずは友だちを増やしたいときに効果が上がりやすい配信方法です。2.個別のメッセージで配信個別のメッセージにクーポンを添付して配信するのも効果的です。LINE公式アカウントでは友だち全員に一斉配信もできますが、友だちの期間や性別など特定の属性の顧客に対して絞り込み配信をすることもできます。顧客のリピーター化や、属性に応じたクーポンの発行といった多様な活用方法があります。3.応答メッセージに添付クーポンは自動応答のメッセージに添付することが可能です。キーワード応答メッセージに、キーワードごとに特化したクーポンを添付すると、「自分のためのサービスを提供してくれている」とユーザーが感じてくれるでしょう。クーポンの名前にキーワードを入れて限定感を出すと、さらに購買行動を促しやすくなります。4.リッチメッセージに活用LINE公式アカウントのリッチメッセージにもクーポンを付けられます。テキストだけでなく画像も使えるのがリッチメッセージの特徴です。クーポンを画像で添付したり、対象商品のリストを画像でアピールすると購買意欲を高められます。5.リッチメニューにクーポンを設置LINE公式アカウントのリッチメニューにクーポンを設置することもできます。トーク画面の下部にあるリッチメニューにクーポンを載せることで、すでに関心を持っているユーザーを購買行動に向けられる方法です。6.LINE VOOMにクーポンを配信VOOMにクーポンを投稿することもできます。VOOMは拡散効果が大きいのがメリットで、VOOMの投稿をユーザーがシェアしてくれれば広範囲にリーチできます。7.リサーチ機能での返礼LINE公式アカウントでは、リサーチ機能を使って友だちになっているユーザーからアンケートを取ることができます。その返礼としてクーポンを使うといったことも可能です。アンケートの回答率を上げつつ、売上も伸ばせる効果的なマーケティング施策です。8.LINEサービスへの掲載LINE公式アカウントでクーポンを作成するときは、他のLINEサービスへの掲載ができます。たとえばLINEクーポンのページやLINE Place、LINEで予約などです。友だち以外も閲覧できるところにクーポンを出せるので、広くマーケティングしたいときに適しています。LINEクーポンの作成・配信方法LINE公式アカウントでクーポンを作成・配信するためには、LINE公式アカウントがあれば、管理画面から簡単にできます。ここではクーポンを作成して配信する流れを解説します。LINE公式アカウントにログインして管理画面を表示クーポンの作成は、LINE公式アカウントの管理画面からおこないます。まずはWebまたはアプリでログインして管理画面を表示しましょう。ツールからクーポンを選択管理画面のメニューから「ツール」の「クーポン」を選択します。スマホアプリではホーム画面の「クーポン」から作成が可能です。クーポンの内容を入力クーポンの作成画面になったら必要事項を入力してクーポンの内容を決めます。設定が必要な項目は以下の9つです。クーポン名有効期間写真利用ガイド抽選機能LINEサービスへの掲載使用可能回数クーポンコードクーポンタイプクーポン名は60文字以内で自由に設定できます。トークで吹き出しに記載される内容になるので、クーポンの内容がわかるようにキャッチ―なフレーズを使って作るのがおすすめです。クーポンは使える期間を設定でき、発行日からではなく、特定のキャンペーン期間を指定することもできます。写真はクーポン配信時に使用される画像です。魅力的なデザインにするとユーザーの購買意欲を促すことができます。利用ガイドはクーポンの利用についての説明です。利用できる条件や回数などを明記します。「1,000円以上のお買い上げで利用可能」、「日曜日のみ利用可能」、「他のクーポンとは併用不可」といった記載をして、トラブルにならないようにすることが大切です。抽選機能は使用するかどうか選択できます。抽選クーポンにするときには当選確率と、当選者数の上限を設定しましょう。LINEサービスへの掲載は、特定のユーザーだけをターゲットにしたいときは「公開しない」設定をします。一方でLINEや他のSNSでの拡散を促したいときや、LINE関連サービスで広く公開したいときには「公開する」を選びましょう。その他、使用可能回数は1回のみ・上限なしの2つから、クーポンタイプは割引・無料・プレゼント・キャッシュバックの4種類から選ぶことができます。また、クーポンコードは16桁のコードで設定可能ですが、特に必要がない場合には不要です。クーポンの配信を設定クーポンができたら配信方法を選んで個別に設定します。たとえば、あいさつメッセージに設定しようと考えた場合は、管理画面のメニューから「あいさつメッセージ」を選び、下部の「+追加」からクーポンマークを選んで追加します。リサーチで追加したい場合には「リサーチ」をメニューから選び、「作成」をして「サンクスページ設定」の項目から「クーポンを選択」を選べばクーポンを謝礼にできます。各々の配信方法の設定をするときにクーポンマークや「クーポンを選択」といった選択肢があるので、作成したクーポンを登録しましょう。まとめこのように、LINE公式アカウントを活用した電子クーポンの配布はユーザーに購買行動を促せるだけでなく、友だちを増やしたり、ブランディングにも効果的です。細かく設定をして配信することができるため、友だちになったユーザーとのつながりを強めるのにも効果的です。本ガイドラインを活用してLINE公式アカウントのクーポンを活用することで、あなたのお店の顧客とのつながりを強める一助となりますと幸いです。